サバ州(ボルネオ)での探鳥
ボルネオに行くと決まったら、あとはどこに泊まるか。コタキナバル市内のホテルやタンジュン・アルなどのビーチリゾートホテルはもちろん、ボルネオレインフォレストロッジやスカウレインフォレストロッジなど、バードウォッチャー定番のお宿から、奥様大喜びのリゾートまでボルネオ・サバ州のホテルをとことん紹介いたします。
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みなさんは、ホテルをお決めになるときには、どんなことを条件にしていらっしゃいますか。海外なら、不安も多いはず。以下は、私(あるいは知人・友人)が宿泊した情報を中心に、ボルネオのサバ州の宿泊施設情報をまとめたものです。旅行前のホテルを決められる際のご参考になれば、幸いです。

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宿泊施設

1.コタキナバル市内: 以下のホテルはコタキナバル市内中心部にあるホテル。リゾートホテルと比べると、日本人は少なく、地元色強いのが特徴。ナイトマーケットやフードコートを楽しむなら市内のホテルが便利。

 
コタキナバル周辺の主なホテルは以下の通り。宿泊にあたっては、直接各ホテルのWebを調べるか、Hotel ClubAsia Hotelsなどのディスカウントレートを探すのが良い。
お勧め!1) Hyatt Regency Kinabalu: 市内中心部に位置する。ハイアット系列とは思えない安さで、いささか老朽化も見られるが、スタッフの訓練が行き届いていて、市内のホテルでは最もサービスが良い。レストランは中・洋・マレー混合のビュッフェスタイルのものが一つ、中華料理店が一つ、日本料理店が一つである。レストランの味はどれも可もなく不可もなく・・・。あえて言うなら、中華がお勧め。コーンスープ、ドラゴンフルーツとエビのサラダがうまい。隣りには、土産物店やフードコートが入ったWisma Merdekaがあり、交差点の斜め向かいにはスーパーマーケットもあって、仕事で来る、あるいは短期滞在なら間違いなく一番お勧めできるホテルである。

2) Promenade Hotel: 市内南部。ショッピングセンターのセンターポイントやワワサンが近い。RM150程度の割に清潔感があるが、部屋がやや狭いという評判。レストランは中華料理店が一つ、ビュッフェスタイルのものが一つ。ここの中華の飲茶は安くて比較的美味い。

3) Jesselton Hotel: 市内中心部にあるこじんまりとしたホテル。クラシックな雰囲気が魅力ならしいが、宿泊したことがないのでよく知らない。

2. コタキナバル郊外:
以下はコタキナバル市郊外にあるリゾートホテル。市内から車で10分のステラハーバーから、プライベートビーチの雰囲気を満喫できるカランブナイやラサ・リアまで。

4) Sutera Harbour (Pan Pacific): 市内から車で5分ほどのところにあるパン・パシフィック系高級リゾートホテル。シティホテル風のパシフィック・ウィングと、リゾート風のマゼラン・ウィングがある。まだ真新しいため、部屋は綺麗だが、レストランはどれも高くて味があまり良くないし、五つ星の割にスタッフのサービスが悪いし、中国人観光客が多く、いつも賑やか過ぎるくらい賑やかなため、あまりお勧めしない。ここのイタリア料理(マゼラン・ウィング)は目玉が飛び出るほど高いが、味も店の雰囲気も良い。市内へは有料のバスが定期的に出ている。
5) Tanjung Aru (Shangri-La): 空港から車で10分、市内からも車で10分くらい。シャングリ・ラ系の高級リゾートホテル。ステラ・ハーバーよりは市内から少し離れるため、落ち着いた雰囲気がある。部屋はステラ・ハーバーよりは広く、ゆったりとしている。ステラ・ハーバー同様、中国人観光客が多いが、部屋の壁が厚いのか、ステラほどは気にならない。レストランはビュッフェスタイル、中華、イタリア料理店の3つがあり、中華料理店の飲茶は少々高いが、味は良い。市内へは有料のバスが定期的に出ている。ホテルの1階では、White-bellied Swiftlet(シロハラアナツバメ)が営巣しており、Blue-naped Parrot(コオオハナインコモドキ)やJava Sparrow(ブンチョウ)が駐車場の近くで見られるので注意(どちらも篭脱けだが)。
お勧め!6) Nexus Karambunai: 市内から車で40分のところにある。二次林の真ん中に切り開いて出来た最も新しいリゾートホテル。最も高いホテルだけあって、ステラやタンジュン・アルに比べて、ゆったりとした雰囲気が楽しめ、サービスも悪くない。ホテルの敷地にビーチが隣接しており、プライベートビーチの雰囲気がある。レストランは中華、ビュッフェ、地中海等4つある。物珍しいので、地中海料理を試してみたが、内装の趣味が悪く、値段の割りにいまひとつ。カヤックや乗馬、ホタル鑑賞など、観光客が飽きないように様々なプログラムが毎日組まれている。市内へは有料のバスサービスがある。ここのエステ(ボルネオ・スパ)は女性の間で評判が良い。
お勧め!7) Rasa Ria Resort (Shangli-La): 市内から車で約1時間のTuaran近郊にある。最もコタキナバルから外れた所にあるだけに、リゾート的雰囲気も最も高い。Nexus同様、ホテルの敷地がビーチに隣接しているため、プライベートビーチの雰囲気を楽しめる。また、敷地内にオランウータンやインドクジャクを飼っており(野生ではない!)、宿泊客が飽きないようなアクティビティが盛りだくさんに組まれている。レストランの数は少なく、ビュッフェと北インド料理しかないが、ここの北インド料理店は本格的。

3. サンダカン市内: 昔は材木輸出で栄え、香港から一流のコックが来ていたというサンダカンも今はひっそりとしています。あまり良いホテルがないのが残念。
1) Sabah Hotel: 古いガイドブックなら、ルネッサンスホテルとして載っているかもしれない。マリオットがボルネオから撤退したからか、マリオットの基準に合わなかったのか(そんなうわさもあり)、近年サバホテルと名前を変えた。サンダカン近郊では、恐らく最も大きなホテル。市内から少し外れた二次林の中にあり、敷地内ではPink-necked Green Pigeon(コアオバト)やBlue-eared Barbet(アオミミゴシキドリ)といった鳥たちを見聞きできる。Wildlife Expeditionsの事務所があり、スカウやタートルアイランドの手配をするには便利。部屋はそこそこ大きく、悪くはないが、老朽化を感じる。また、メンテナンスがいい加減なのか、細かいところが・・・。喫煙の部屋に当たった時の部屋の臭いはすさまじく、よほどのスモーカーでない限り、禁煙の部屋を予約するようお勧めする。レストランは中華とビュッフェの二つ。

4. キナバル山周辺:
キナバル山で早朝バードウォッチングをしようと思ったら、やっぱりここに挙げているようなところに泊まりましょう。どこもあんまりサービスが良くないですが。

1) Sutera Sanctuary Lodges: キナバル公園(公園本部、メシラウ、ポーリン)の宿泊窓口。サバ州公園局が民間に委託してやらせているんだが、仕事が官僚的。インターネット予約の返事に一週間待たされた挙句に、"Sorry, no room ya!"は度々。でも、公園内で泊まれる所はここしかないから、仕方ない。おまけに、クリスマス休暇シーズン、イースター、日本のゴールデンウィーク、ペナンパンのフェスティバル、学校の休暇等の大型の休みが重なると、途端に部屋は埋まってしまう。というわけで、私はこの二年間一度も泊まれなかった。2002年3月にTwin Bed Room Cabinに一度泊まったことがあるが、暑いお湯がかろうじて出る程度、床はコンクリートの打ちっぱなしで、夜は寒くて眠れなかった。値段相応と考えるしかない。ちょっとお高めのメシラウはそのぶん部屋も綺麗らしい。

2) Kinabalu Pine Resort: キナバル公園本部から車で10分ほど下ったクンダサンの集落にある。あいにく、ここも部屋はいつも満室で泊まったことがないが、公園本部に空きがない時には、ここに泊まるのが良い(と思う)。

5. スカウ: リバークルーズをしながら、テングザルやサイチョウが見られるスカウは欧米人に人気のスポット。でも、どこも宿泊施設がいまいち・・・。「思ってたよりも、良かった!」と感じてもらえたらと思い、ちょっと辛口のコメントを。
1) Sukau Rainforest Lodge: 悪名高き(?)スカウのロッジのうちの一つ。ここのオーナーはエコツーリズムをやっていることを宣伝している(実体は勘違いしている部分も否めないが)。スカウのほかのどのロッジもそうだが、部屋は狭く(隣の部屋の音がよく聞える)、熱いお湯の出はよくない。食事の質は悪くない。ただ、夕食時に銅鑼のようなものを鳴らして、民族衣装を着ることを宿泊客に義務付けるのはどんなものか。ガイドの質にはかなりばらつきがある。ボートの操縦士(おそらく、スカウ村から雇われていると思われる)の方がガイドよりも鳥や動物を見つけるのが上手いのには笑ってしまった。狭い敷地内だが、比較的茂った二次林の中にあり、夜になるとBuffy Fish-Owl(マレーウオミミズク)が訪れる。
 ナイトクルーズはここしかやっていないこと、往復の移動がボートで、他のロッジが車であることを比べれば、幾分楽なことから、それでも、ここが一番ましに思う。
2) Sukau River Lodge: これまたぼったくりのスカウのロッジ。Wildlife Expeditionsが運営している。メナンゴール川とキナバタンガン川の分岐に立つロッジで、Sukau Rainforest Lodgeに比べると貧相な見栄えである。部屋は狭く、両隣の音はほとんどまる聞こえ。ベッドは小さく、大人の男性では頭を打たないように寝るのに気を使う。エアコンがあるので、日中暑くてもかろうじてしのげるが、一泊で「もう結構」という気になった。ガイドは数が多いぶんだけ、Rainforest Lodgeよりもましという印象。私たちは比較的良いガイドに当たったので、動物の観察に不満はなかった。なにも知らなかったからお金を出して泊まれたが、コストパフォーマンスに疑問を感じる。

6. タビンとダナム・バレー: どっちもディープなバードウォッチングが楽しめるところ。本格派のあなたには、ぜひこちらを!
お勧め!Borneo Rainforest Lodge: 略称BRLとして、バードウォッチャーの間で広く知られている。宿泊費はかなり高く、一人一泊2万円程度するが、食事代、ガイド料込みで考えると、納得できる範囲である。築年数が10年を超え、過酷な熱帯林の中の施設のため、老朽化も見られるが、それでも間取りが広く、清潔感のある部屋には好感が持てる。部屋の外には靴置きがあり、ベランダには洗濯物を干せるようなスペースが設置されている。かなりの僻地であることを抜きにしても食事は美味い方で、昼と夜には果物とデザートも着く。全室バスタブ&冷蔵庫つきのデラックスと、一部に冷蔵庫のある部屋があるものの、全てシャワールームのみのスタンダードがある。水は川の水を浄化しているようで、やはり少し生臭みがある。気になる人はLahad Datuでミネラルウォーターを買っていくと良い。
Tabin Wildlife Resort: まだ真新しいリゾート。BRLほどではないが、やはりそこそこの宿泊費を取る。部屋数は20しかなく、BRLよりはこじんまりとしている。新しいためか、室内は清潔。エアコンが着いているのも嬉しい。アットホームな応対のスタッフも感じが良く、好感が持てる。惜しむらくは食事が不味いこと。特に昼飯は・・・。良いコックを見つけてきてくれれば、もっと通っても良い。

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