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マレーシアの山の鳥 |
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マレーシアはかつて、イギリスの植民地でした。今でも英連邦が主催するCommonwealth Gameに参加するなど、イギリスと深いつながりを持っています。イギリスから統治にマレーシアに訪れた際、辟易したのがマレーシアの暑く湿った気候だといわれています。イギリス人たちは暑い平地を逃れるため、半島の尾根部に避暑地を作りました。マクスウェル・ヒル(Maxwell Hill)、フレーザーズ・ヒル(Fraser's Hill)、キャメロン高原(Cameron Highland)などです。 これらの高原地帯はバードウォッチングのメッカとしても知られています。特にフレーザーズ・ヒルでは毎年バードウォッチングの大会が開かれるほどで、世界中からバードウォッチャーが集まります。標高1000mほどのこの高原で見られるのは、キエリアオゲラ(Greater Yellownape)やヒメアオゲラ(Lesser Yellownape)のようなキツツキの仲間、「トッ、カッカラララ」と繰り返し鳴くのはゴシキドリ(Black-browed Barbet)。大型のアカフサゴシキドリは「ジーッ、ジーッ、ジジジジジ・・・」とセミのような声で鳴きます。 林縁部でひっそりとたたずんでいるのは、ズアカキヌバネドリ(Red-headed Trogon)。ハトくらいもある大きな鳥で、オスはほとんど全身真っ赤なのに、暗い森の中でじっとしていると、案外目立ちません。 高原地帯のハイライトはガビチョウ類などのチメドリの仲間です。眼の周囲が白いチャガシラガビチョウはマレーシアの高原ならどこでも普通に見られます。 バードウェーブの中には、時々珍しい鳥も入ります。 熱帯地方は日本や中国のような、温帯で繁殖する鳥の越冬地になっています。シベリアや中国北部で繁殖し、日本に春や秋に通過するムギマキ(Mugimaki
Flycatcher:写真左)はマレーシアの低山地から山地の森で越冬します。大型のツグミの仲間マミジロは、日本の繁殖地と似たような、薄暗い森で越冬しています。こういう日本で顔なじみの鳥たちに出会ったときは、少し懐かしさを感じるものです。 |
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