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マレーシアのジャングルの鳥 |
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といえます。 平地のジャングルで鳥を見るのはそれだけ骨が折れます。でも、それに見合った楽しみがあるとも言えます。
ジャングルの鳥の中には、コノハドリやヒヨドリの仲間のように、他の鳥とグループを作って、餌を探しながら移動する鳥が多くいます。このような群れの中には、数種類から時には数十種類もの鳥が混ざっています。遠くから鳥の声が聞こえてきたかと思うと、にぎやかな声と共に数10羽の鳥が一斉に目の前を通り過ぎていくことがあります。このような現象をバード・ウェーブ(bird wave)と呼んでいます。波が押すように一斉に鳥がやってきて、波が引くように急速に去っていくからでしょうか。 バードウェーブにかちあたったら、図鑑はさておき、まずは出来るだけ沢山の鳥を見てみましょう。識別は後でできるはず。樹冠部を鳴きながら飛び交っているのは、ヒイロサンショウクイ、コベニサンショウクイ(Fiery Minivet)、ヒタキサンショウクイ(Bar-winged Flycatcher-shrike)。ヒヨドリやアオバネコノハドリ(Blue-winged Leafbird)木の高層部で葉陰から葉陰に移動していきます。時折、大きな緑色の影が横切ることがあります。赤や黄色に染め分けられたキホオゴシキドリ(Gold-whiskered Barbet)の鮮やかな顔が印象に残ることでしょう。 木のてっぺん近くから、滑るように隣の木へ移動するのはバンケンモドキ(malkoha)の仲間。 バンケンモドキも含め、マレーシアにはカッコウの仲間が沢山住んでいます。全身真っ黒のオウチュウカッコウ(Drongo Cuckoo)、オスの頭から背中がエメラルドグリーンのミドリテリカッコウ(Emerald Cuckoo)、ミドリテリカッコウをそのまま紫にしたスミレテリカッコウ(Violet Cuckoo)など・・・。なかなか姿が見られないのが残念ですが。 バードウェーブの中で、ずんぐりとした小さな鳥を見つけたら、注意して見てください。クビワヒロハシ(Black-and-yellow Broadbill: トップページ参照)やアズキヒロハシ(Banded Broadbill)かもしれません。大きな頭、平べったい嘴、短い尾に丸っこい体型。鳥という感じのしない、ちょっと不思議な風貌をしています。普段は大きな声で「ヒョォ、ヒョォ、ヒョォ、ヒョヒョヒョヒョ・・・」と鳴くクビワヒロハシは、バードウェーブの中では案外静かにしていることが多いようです。 バードウェーブにはキツツキも混じります。動きが違うので、キツツキだというのはすぐに見分けられます。ただ、マレーシアには20種以上のキツツキが生息しており、中には相互に似通った種類もあります。 バードウェーブ以外にも眼を向けてみましょう。ジャングルを流れる川にはたいてい何か鳥が住んでいます。 このように、平地のジャングルの森には非常に沢山の種類の野鳥が住んでいます。私はクアラルンプール郊外にあるゴンバック渓谷(Gombak Valley)に2年間で20回以上通いました。普通それだけ行くと、見られる種が分かってくるのですが、行っても行っても新しい鳥が見られる不思議な場所でした。それだけ平地のジャングルには多くの鳥が生息し、多くの種類の野鳥を養っていける多様な自然があるといえます。
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